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歴史好き、特に戦国時代マニアな女子が爆発的に増えたことを背景に、今、さまざまな歴史モノが大流行している。もちろん、これまでにも、「NHK大河ドラマ」の根強いファンなど歴史好きの女性は少なからずいたが、ここにきて一大ムーブメントとなった発端は、とあるゲームの存在があったという。それが、2004年2月にコーエーが発売したプレステ2ソフト「戦国無双」、そして2005年7月にカプコンが発売した「戦国BASARA」だ。どちらも敵をバッサバッサとなぎ倒していく3Dアクションゲームだが、それが男性だけでなく女性にもウケたのは、そのキャラクターたちの‘イケメン’度! 特にBASARAにおいて顕著なのが、武将たちの荒唐無稽な姿で、シルバーロングヘアーの明智光秀、ほぼ全裸で野生児のような前田利家、なぜか素肌に革ジャンを着た真田幸村などの奇抜な武将たちに‘キャラ萌え’する女子が続出したのだ。‘端正なルックス’と‘力強く男らしい男性像’のマッチングという女性の願望を、ゲームというジャンルが見事に満たしたのだといえる。そこからあらゆる戦国モノに興味が派生、戦国時代好きな女性たちが大量発生したというわけ。
そんな彼女たちは、‘戦国女子’とか‘戦国乙女’などと呼ばれるようになったが、そこへ、歴史アイドル略して‘歴ドル’の美甘子(みかこ)や小日向えりなどが現れたことを受けて‘歴女’(れきじょ)という呼称が定着したようだ。2006年に東京・神田小川町にオープンした歴史エンターテイメント店「歴史時代書房 時代屋」は、客の約40%が女性だそうで、雑誌「歴史街道」の女性読者もやはり約40%に急増。現在、20代から30代の歴女は約14万人と推定されており、戦国時代関連のグッズや書籍が飛ぶように売れたり、歴史オフ会などの会合が開かれたり、歴史探訪の旅も流行。第一生命経済研究所によると、‘歴女市場’は最大700億円と推計されるそう! この不況のさなか、大きな経済効果が期待される分野なのだ。


