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この選手にも注目!!
早川浪【日本・アーチェリー・女子】
目指すはメダル・・・‘2つの祖国へ恩返し’なるか?
男女個人と男女団体の4種目が行われるアーチェリーは男女とも韓国が強く、アテネ大会では3種目で金メダルを獲得。女子団体は5連覇を飾った。その韓国から帰化した選手が、北京大会に女子日本代表として出場する。日体大に在学中の早川浪(23)だ。小学5年生でアーチェリーを始めた早川は、強豪・全北体育高校に進み、01年世界ジュニアの個人、団体で優勝。将来を嘱望されるエリート選手として実業団の韓国土地公社に入った。しかし、練習漬けの毎日に疑問と不安を感じて退社し、日本人と再婚した母を頼って'04年に来日した。当初は競技から離れていたが、母の勧めもあって入学した日体大で再び弓を手にし、アーチェリーの楽しさを再認識。韓国で培った基礎と、日本で学んだ専門知識や理論を組み合わせて、腕を磨いた。
06年1月に日本に帰化すると、07年の世界室内選手権で優勝、同年の世界選手権で北京への切符をつかんだ。北京大会では個人と団体のメダルが期待されている。韓国名は巖恵浪(オム・ヘラン)。恵みが波のごとく押し寄せるように、と祖父が名付けてくれたという。その1文字を取り、日本人となった早川。育ててくれた2つの祖国へ恩返しをするために、両国の架け橋となるために、メダルに狙いを定めて、的を射抜く。
近藤愛・鎌田奈緒子組【日本・セーリング470級女子】
日本初となるメダルを目指し、‘コンカマ’が真夏の海を疾走!!
バドミントンの‘オグシオ’(小椋久美子、潮田玲子組)が人気を集めたからなのか、各競技で、愛称で呼ばれるペアが増えている。セーリング470級女子日本代表の近藤愛(27)・鎌田奈緒子(25)組も‘ヨンカマ’の愛称が定着した。あまり知られていないが、メダルの可能性はオグシオより高いかもしれない。なにしろ6月末に行われた五輪前、最後の国際大会であるキール・ウイークで優勝。そのポイントにより、世界ランク1位として北京に乗り込むのだ。
470級の乗員は舵を操り、メーンセールを調節し、ヨットのスピードを上げることに専念するスキッパーと、それ以外のすべての作業を担当するクルーに分かれる。スキッパーの近藤は小学1年でセーリングを始め、大学時代は全日本学生女子選手権3連覇を達成。クルーの鎌田は小学3年で競技を始め、大学時代は05年ユニバーシアードで銀メダル。‘コンカマ’ペアは05年から活動を始め、06年世界選手権で準優勝。07年には全日本選手権(男女オープン)で史上初めて女子組による優勝を飾るなど、輝かしい実績を誇っている。日本選手が世界1位にランクされたのは、95年の重由美子・木下アリーシア組以来。重・木下組は96年アトランタ五輪で銀メダルを獲得している。女子では、そのとき以来となるメダル、そして日本初となる金メダルをつかむため、風を切り、波を越えて‘コンカマ’が真夏の海を疾走する。

