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注目選手

上野由岐子
【日本・ソフトボール】

最速エースの右腕・・・アメリカの強力打線を完封か!?

上野由岐子

野球と同じく、ソフトボールも12年ロンドン大会では採用されない。現時点で北京大会は、日本が金メダル獲得の悲願を達成する最後のチャンスになる。チャンスをつかめるかどうかは、不動のエース上野由岐子の右腕にかかっている。最高時速119キロをマークする速球は世界最速といわれ、国際大会で相手打者の金属バットをへし折ったことすらある。初めて出場したアテネ大会でもエース格だったが、4試合に登板して2勝。期待に応えたとはいえなかった。

チームには高山樹里ら先輩投手もいて、「自分がやらなきゃという気持ちが弱かった」という。だが今大会は上野がエースで、その自覚がある。そしてエースに対する周囲の期待に応えられるだけの練習を積んできた自負がある。実際、4年間で投球の幅が広がり、安定感も増した。

ソフトボールの国際大会で優勝することは、打倒アメリカとイコールである。五輪で初採用された96年アトランタ大会以来、金メダルを独占し、4年に一度の世界選手権も、06年大会まで6連覇中なのがアメリカで、世界最強の座は揺るぎそうもないが、上野は「自分がゼロで守れれば勝てる」と断言する。最速エースの右腕がアメリカの強力打線を完封することができたとき、日本の悲願が達成できる。


競技名 【ソフトボール】

全8か国による1次リーグを経て、上位4チームによるトーナメントという方式は野球と同じ。正式競技になったのは96年アトランタ大会からで、すべてアメリカが金メダルを独占している。今大会でも優勝候補筆頭だ。日本はアトランタ4位、00年シドニー大会2位、前回アテネは3位。アテネではアメリカばかりを意識してオーストラリアに足元をすくわれたが、今回もアメリカに勝って金メダルという目標は変わらない。勝利のカギを握るのは、世界最速の速球を誇るエース上野由岐子。アテネでは期待に応えたとは言えなかったが、その雪辱を果たすことができるか。