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注目選手
野口みずき【日本・陸上・女子マラソン】
女子では史上初となる、五輪マラソン連覇なるか!?

女子では史上初となる、五輪マラソン連覇に挑む野口みずき。昨年、選考会を兼ねた東京国際女子を大会新記録で圧勝、難コースを制し、文句なく代表の座をつかんだ。同じ女子代表の土佐礼子、中村友梨香もメダルが狙える実力者だが、もっとも大きな期待を集めるのは、やはり野口だ。
7月3日に30歳になったが、その走りは衰えるどころか進化している。昨年1月の左アキレスけん負傷を機に、右足を鍛えて左に傾いていた重心を矯正。その結果、飛び跳ねず効率よく前へ進むフォームを身につけた。また足腰を鍛え、体の上下動もより少なくした。ストライドが伸び、スムーズさが増したフォームは、スピードのロスと体力の消耗を抑える、理にかなったものだ。
北京のコースは全体の高低差8メートルとフラットで、当日の気温によっては、ある程度ハイペースになる可能性もある。しかし過酷な夏マラソンであることに変わりはなく、全体に硬い路面にどう対応するかも難しいようだ。その点、野口は日本記録を持つスピードランナーであり、暑さへの耐性、硬い路面に対応できる筋力、精神力と、コースを攻略するための要素をすべて備えている。2大会連続で、ゴールテープを切る姿を見せてくれるはずだ。
競技名 【陸上】
五輪の‘華’陸上。日本の主役はアテネの金メダリスト、男子ハンマー投げの室伏広治と、女子マラソンの野口みずきだ。室伏は今季初戦となった日本選手権で14連覇を飾り、順調なスタートを切った。安定感は世界屈指であり、連覇の可能性は十分。ライバルはイワン・ティホン(ベラルーシ)ら。野口も選考会を兼ねた東京国際女子を大会新記録で制し、さらに進化した姿を見せつけた。スピード、暑さへの耐性とも証明済みであり、どんな気候、レース展開になっても対応できるはず。男子100メートルの塚原直貴、朝原宣治、男子200メートルの高平慎士、末續慎吾、男子400メートルハードルの為末大、女子1万メートルの渋井陽子、福士加代子らの熱戦も要注目。朝原、末續らで臨む男子400メートルリレーは、07年世界陸上大阪大会5位と、メダルが狙える位置にいる。
世界に目を移すと、‘人類最速’を決める男子100メートルは注目の大一番か。大阪世界陸上の覇者タイソン・ゲイ(アメリカ)、5月に世界新記録をマークしたウサイン・ボルト(ジャマイカ)、前世界記録アサファ・パウエル(同)の三つ巴の争いか。開催国中国の声援を一身に集める、アテネ、大阪の金メダリスト劉翔(男子110メートルハードル)の走りも見ものだ。

