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「ラーメン、つけ麺、僕イケメン」で大ブレイクした若手芸人・狩野英孝。まるでホストのような雰囲気で、ナルシストキャラを演じる彼は、いったどんな人物なのか? 芸人へのキッカケ、キャラクターとの出会い、ブレイクネタの誕生など、狩野英孝のここまでの道のりをたどるインタビュー。

その1:芸人・狩野英孝が生まれるキッカケ
―― そもそも芸人になるキッカケは?
もともとは俳優を目指していました。それで18歳の時に、宮城県から上京して日本映画学校俳優科に入って。そこで3年間みっちり勉強して卒業の時に、いざ俳優の道に進もうと映画や芸能事務所のオーディションをいっぱい受けました。でも、どれも落ちてしまって。このままフリーターなんかになったら期待してくれた親にも申し訳ないって、困っていたんです。
そんなときに、映画学校の先生が今の事務所を紹介してくれて。それで、まずはタレントさんのお手伝いということでマセキ芸能社に入ることができました。マセキ芸能社が芸人が多い事務所だっていうのは知っていたので、俳優への道とは違うと思いましたが、これもチャンスだと思いなおして俳優ではなく芸人の道を目指すことにしたんです。
―― 視聴者のなかには本物のホストだと思っている人も多いようですが、そうではないのですね。
そうみたいですね(笑)。ホスト経験はゼロです。ホストクラブに行ったのも、芸人の仕事としてのロケが初めてです。芸人として生活できるようになるまでにバイトもいっぱいやりましたが、コンビニ、ビルの掃除、居酒屋、ラーメン屋など普通のバイトばかりで、ホストはなかったですね。
―― ある意味、行きがかり上、芸人になる決心をされたわけですが、事務所に所属したあとにネタ作りなどはうまくできたのですか?
そうなんですよ。最初はネタをどうやって作っていいのかもわからなくて。
本当はピン芸人(ひとりで芸を行う人)になるのも怖くて。事務所に入るときにも、コンビを組もうと相方を捜したんです。でも、学校の知り合いでは誰も芸人を目指すって言ってくれる人がいなくて・・・。
とにかく最初は、ひとりできるネタを考えなくちゃいけないのですが、どうやればいいのか全然わからない。テレビ以外でお笑いを見るのも、事務所に入って見たライブが初めてで。それで先輩の芸を見たり、教えてもらったりしながらネタ作りを覚えました。だから、最初は何をやってもまったくウケなくて苦労しました(笑)。その頃にもらったアドバイスが「キャラクターがないよね」って。その頃は、僕自身にオリジナルなカラーが薄かったのでしょうね。それでいろいろ考えて、思いついたのが今のナルシストなキャラクターです。
―― それが今ブレイクしているイケメンキャラですね。事務所に入ってどのくらいでたどり着いたのですか?
7ヵ月です。7ヵ月って話すと短いように思うかもしれませんね。でも、同時期に事務所に入った2組のコンビがいて、その2組はすぐにライブに出られるようになって。僕はずっとライブに出られず、チケットのもぎりや裏方として舞台の手伝いをやっていました。だから、僕にとってその7ヵ月はとても長くてつらい期間だったんです。辞めようかって思ったことも正直ありましたね。

