フジテレビ開局50周年記念ドラマ 木曜劇場「風のガーデン」
10月9日(木)スタート フジテレビ系 毎週木曜 後10:00~10:54(初回のみ~11:09)
【出演者】 中井貴一/黒木メイサ/神木隆之介/国仲涼子/石田えり/布施博/ガッツ石松/平野勇樹/伊藤蘭/奥田瑛二/緒形拳ほか
倉本聰が描く富良野3部作。第3章は、生と死がテーマ!
死を目前にした男が絶縁していた家族のもとへ戻っていく物語を通して‘生きること’‘死ぬこと’を描くヒューマン・ドラマ。倉本聰の骨太な脚本を、実力派俳優と四季折々の北海道の大自然を捕らえた映像とともに描き上げる大作。舞台となるブリテッシュ・ガーデンは、旭川の上野ファーム監修のもと、富良野市内に2年がかりで造成したものとか。600坪のガーデンに、計365種の色とりどりの花が咲き乱れる美しい風景も見どころのひとつだ。
ストーリー
白鳥貞美(中井貴一)は、東京の有名医大病院の麻酔科准教授。死期の迫った患者を楽にする緩和医療のエキスパートでもあるが、実は彼自身が末期がんに冒されていることを知る者はいなかった。己の死を意識するにつけ、白鳥の心に、ある選択肢が浮かぶ。それは、父・貞三(緒形拳)と2人の子ども、ルイ(黒木メイサ)と岳(神木隆之介)が暮らしている故郷・富良野に帰ることだった。富良野で季節ごとに咲くさまざまな花たち、その美しいガーデンが、白鳥を迎える日は・・・。
キャストプロフィール
■白鳥貞美(中井貴一)
東京で働く麻酔医で麻酔学界の権威。さわやかで明るく、女性関係も華やかだが、実は末期がんに冒されている。
■白鳥ルイ(黒木メイサ)
貞美の娘。イギリスで本格的にガーデニングを学び、いまは富良野にいる。
■白鳥岳(神木隆之介)
貞美の息子。知的障害があるが、音感や記憶力に優れている。祖父・貞三が作った花言葉を1回聞いただけで全部覚えてしまう。
■内山妙子(伊藤蘭)
看護師長。かつて貞美と交際していた。
■二神達也(奥田瑛二)
政財界を揺るがす、株不正取引の黒幕。
■白鳥貞三(緒形拳)
貞美の父。富良野で訪問医をしている。孫のルイ、岳とともにブリティッシュ・ガーデンを育てている。
記者会見リポート
倉本聰が富良野を舞台に描く、渾身のヒューマンドラマ!
死を目前にした男が、絶縁していた家族のもとに戻り物語を通じて生と死を描く『風のガーデン』。舞台となる北海道の富良野に2年がかりでブリティッシュガーデンを作り、400種近い花が季節ごとに咲き乱れている。昨秋の紅葉からはじまり、冬の雪景色、季節ごとに咲くさまざまな花をカメラに収めた。今年4月に出演者がクランクインして、ようやく9月28日にクランクアップ。撮影に1年をかけた超大作だ。
中村敏夫統括プロデューサーは「‘ドラマの原点にもう一度帰ろう’をスタッフの合言葉に、すばらしいガーデンの花をバックにして一生懸命撮影をしてきました。生きるとは、人間愛、親子愛・・・それらをこのドラマから感じ取っていただければと思います。ステキな作品に仕上がっていると思います」と挨拶。

脚本の倉本聰は「2年前から家やガーデンのグリーンハウスも建てながら脚本を考えて、去年の秋には台本を全部書き上げました。キャスト、スタッフに恵まれ、久しぶりに気持ちのいい仕事ができました。こういう大人のドラマを見る人がいるんだということを示すとテレビ界ももう少し変わると思っています」と語った。
連続ドラマは通常3~4人が交代で演出する。しかし今回ひとりで演出を担当した宮本理江子は「今回全部ひとりで撮らせていただきました。だから連続ドラマというよりも11時間半の映画を撮り切ったような気分です。今回の撮影は、本当に理想的な現場でした」と振り返りながら感無量の様子。


仕事も遊びも多忙なバツ1の麻酔科医・白鳥貞美を演じる中井貴一は「今回の撮影は、本当に監督とスタッフとキャストが視聴者に向けて一丸になれたと思います。僕らもいろんな思い出が頭の中で渦巻くぐらい濃密な5ヵ月でした。倉本先生のステキな脚本で、大人が楽しめるドラマ、それを子どもが見ても充分に引き込まれるドラマにしたつもりです」。
貞美の娘・白鳥ルイ役の黒木メイサは「富良野で撮影していたので、待ち時間や撮影後もみなさんと過ごす時間が多くありました。初めて心の底からホッとすることができる現場でした」。イギリスで本格的にガーデニングを学び、富良野で風のガーデンの手入れをしながら祖父と弟と暮らしているという役どころだ。


知的障害を抱えながら、音感や記憶力に優れた才能を持つ貞美の息子・白鳥岳役の神木隆之介は「すごく自分にとっては難しい役だったんですけど、監督や倉本先生とお話をして徐々に役づくりをしていきました。みなさんのお陰で自分自身、岳という人間をちゃんと最後まで一生懸命演じきれました」と。
のどの治療で出会った貞美に恋心を抱く無名の歌手・氷室茜役の平原綾香は「倉本先生からストーリーを聞いてすばらしいドラマだなと思ったので、やってみようと決意しました。私のシーンはちょっと自分で見てもヒヤヒヤするかもしれないんですけど、みなさんのお陰でここまでこれたと思っています」。平原はこのドラマで女優デビューとなる。


看護師長・内山妙子役の伊藤蘭は「夫がいる身でありながら白鳥医師を愛してしまうといういわゆる不倫という設定に、ドキドキしながら撮影に挑んでおりました。改めてドラマの後で自然に生きるという感覚が甦ってきて、それが私にとってはうれしい出来事でした」。妙子はかつて貞美と愛人関係にあり、今は貞美のよき理解者である。
株不正取引の黒幕・二神達也役の奥田瑛二は「俳優っていいもんだなとつくづく実感しておりまして。このドラマはこの話をいただいたときからよしっていう意気込みで臨ませていただきました。そうしたらその結果、まだまだ世の中は捨てたもんじゃないし、自分も俳優としてこれからも精進できるひとつの光明を発見したような気持ちでおります。‘二神=死神’という役も背負っておりますので、そのへんが僕の中でもメルヘンがあり、僕としてはハードボイルドもあったと思っております」。二神は貞美と同じ膵臓がんで病院に運び込まれてくる。

富良野で訪問医をしている貞美の父・白鳥貞三役の緒形拳は「私の孫を演じる2人がよくて、かわいくて。家族というか・・・日本のテレビドラマのおそらく一番いい部分かなと思います」。タイトルの『風のガーデン』の文字を書いている緒形。「嫌だ、イヤだといってたのに作家(倉本聰)に言われればね・・・書かざるを得ない、みたいな。でも書いたらわりといいなと思って。ま、そんなもんですね」と満足げ。
主題歌は平原綾香の「ノクターン」。ショパンの「ノクターン」をモチーフにした楽曲で、英語の歌詞でせつなく愛を歌う。ドラマの放送開始に合わせて、着うた・着うたフルの配信もスタート!

