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小西さんへ直撃インタビュー!(1)
近年、社会問題ともなっている小児科を題材にした医療ドラマ「小児救命」で主演の小児科医役を務めている小西真奈美さんにドラマや役に対する思いや、また見どころなどをたっぷりインタビュー! スタイリスト:西ゆり子(Cコーポレーション) |
私は素直に宇宙の強さをすごいなと思います!
――青山宇宙という女性について、最初に台本を読んだときの印象と、撮影を進めるうちに改めて感じた印象を教えてください。
宇宙の人物像に関しては、クランクインする前から脚本家の方や監督、プロデューサーの方とじっくり話をしました。宇宙は何にでもすぐ泣いて感動して、何にでもすぐ怒ったり笑ったりという人ではなく、ギリギリまで我慢して、本当にツライときだけ涙を流す女性なんじゃないか、と。両親からも、「この子は絶対に泣かない子供だった。本当は泣いてもいいのに・・・」って言われるくらい、ひとりで抱えて一生懸命頑張ってた人なんじゃないかって。私自身、宇宙はバイタリティにあふれていて、思ったことをすぐ行動に移すことができる、パワフルな女性だと思っていました。ただ、次第にそれと同じくらい、すごく人間味あふれる人だなとも感じるようになったんです。辞めていく彰夫先生(正名僕蔵)から言われた言葉や、やむを得ない状況から病院の灯りを消さなきゃいけなくなってしまったこと、また4話や5話あたりから、ボロボロに追い詰められて崩れていく宇宙の姿も少しずつ見えてきたので、やっぱり宇宙も医師である前にひとりの人間なんだと思いました。
――宇宙に対して尊敬している部分はありますか?
誰でも、人に頼りたいし、弱いところを見せて慰められたりしたいじゃないですか。そうしたほうが楽ですしね。でも宇宙は、弱い部分やダメな部分を、今までずっと人に見せないように我慢してきました。周りの人からすれば、そんな宇宙はただの強い人で、ときにその強さが重荷になることもあるんでしょうけど、私は素直にその強さをすごいなと思いますね。

――弱い部分を人に見せないという点に関して、小西さんご自身はどうですか?
表情とか感じていることって人に伝染すると思うんです。悩んでることとか疲れてることは人に見せず、家に帰ってから疲れればいいことだと思うので、なるべく表に出さないようにはしてますね。もちろん出ちゃうこともありますよ。現場で「あぁ~、もう2時だね」「もう眠いね」なんていうこともありますけど(笑)、でもそれが伝染してその場がドォ~ンっていう重たい空気になるんだったら、笑いに変えてしまうほうがいいと思うタイプです。
――宇宙の忙しさついてはどう思いますか?
ホントにこの人はどこで自分を保ってるんだろうっていつも思いますよ。たぶん育ってきた環境や経験、その中で培ってきた自分の感情とかが支えているんでしょうね。そして、今やらなきゃいけないこともやりたいけど、自分の時間も睡眠時間も欲しい・・・じゃなくて、今やるべきことにすべてを費やすだけの覚悟がある人なんだと思います。それに、本当に自分がやりたいことをやってるときって、本人は意外とつらくないどころか、その状況が楽しかったりしますよね。宇宙も客観的に見ると、なんでこんな大変なことできるんだろうとか、ほぼ24時間働きづめですごい生活をしてるなと思うんですけど、嫌なことを無理矢理やってる感じもしませんよね。だからたぶん、いつも笑顔でいなきゃとか、頑張らなきゃっていうのはあんまり思ってないんじゃないかな。むしろそうすることで自分もエネルギーをもらえるから、すごく幸せなことだとも思いますね。もちろん、ときには息抜きも必要ですよ。そこで多くの人は休みをもらうとか、お買い物に行くとか、仕事から離れようとしますが、宇宙は子供が笑顔で帰っていくことがそれなんだと思うんです。だから、もっとこうしてあげたかった、助けられなかったということのほうがずっとつらくて、子供たちが笑顔で帰ってくれるなら、寝る時間がないとか、周囲から非難されるとか、そんなことには全然耐えられるっていう人だと思うんですよ。

