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内野さんへ直撃インタビュー!(1)

内野聖陽さんに突撃インタビュー!
過去の事件がきっかけでPTSD(心的外傷後ストレス障害)になった元敏腕刑事と彼を取り巻く人々の群像劇『ゴンゾウ~伝説の刑事』(テレビ朝日系)が現在放送中。警察用語で能力はあるが働かない人の意味の‘ゴンゾウ’と呼ばれている黒木を演じる内野聖陽さんにインタビュー! キャラクターへのこだわりや今後のみどころなどが満載です。
―― まず、このゴンゾウこと黒木という人物を演じてほしいという依頼がきたときの心境からお聞かせください。
刑事モノは初めてなんですけど、大マジメな刑事だとあまり面白くないかもしれないなと内心では思っていたんです。そうしたら、古沢さん(=脚本の古沢良太)がかなり崩したキャラに仕立ててくださって。なので、今は面白がって演じています。何と言いますか、ダメな男になっていてよかったな、と(笑)。ただ、単にグータラのゴンゾウ刑事じゃなく「やるときはやるぞ」という面もありますしね。ゴンゾウとは元々、働かない刑事や警察官のことを言うらしいんですけど、黒木はやればできる男・・・らしいので(笑)、やはりそのギャップが面白いです。

―― 実はあまり刑事ドラマをご覧になっていなかったそうですが?
でも、子供のころ「太陽にほえろ!」はチャンネル争いをして見ていたような・・・。ただ、それが今回の刑事像のベースになっているかといいますと・・・なっていないですね(笑)。今回は初の刑事ドラマということもあって、日本の警察機構など基本的なことを勉強したんですけれども、特に「刑事さんたちの日常はどういうものなんだろう、一番晴れやかな瞬間はいつなんだろう?」といった取材に力を入れましたね。大切なことは、リアリズムへのこだわりよりも、いかにキャラクターを立たせるか・・・フィクションの世界の中でゴンゾウ刑事がイキイキと生きているように見せることなので。実際の刑事さんたちの日常を参考にはしていますけど、誰かがモデルであるといったことは一切ないです。
―― 黒木のキャラクターの特徴のひとつであるキャンディー好きという設定は、当初からのあったのですか?
棒付きキャンディーを舐めるという設定は元々ありました。ただ、当初はある商品に特化していたんですよ。僕はどちらかといったらペロペロキャンディーの方がかわいくていいんじゃないかと思っていたので、提案させていただいて。なので、キャンディーを買ってきて舐めながらセリフを言う練習をしましたよ(笑)。意外に何いってんのかわからないもんで。
―― それにしても、なぜ黒木は甘いものを摂取するんでしょうか?
黒木にしてみれば、精神安定剤みたいなところもあるんでしょうね。ある事件によって心に傷を負ってしまい、備品係に配属されるまでの彼というのは、相当にダークな時間を過ごしていたと考えられるわけであって。だから、今のハジけたような明るさというのは、自分の本音を隠し通すための鎧のようなものでもあるのではないかと。脚本を読んだ時点で、この男はとてもセンシティブで、誰にも傷つけられたくないものを持っていて、それをひた隠しにして生きているんだなと感じたんですけれども、そういう陰のある部分が役者としてはとても面白く感じましたね。

