- MSNテレビ番組
- 個性派デカ、大集合!! ~ 刑事ドラマ特集~


水谷豊のヒット刑事ドラマといえば古くは「熱中時代~刑事編」(1979年)に始まり、「刑事貴族2」(1992年)、「刑事貴族3」(1993年)へと続き、近年では「相棒」(2000年~)が誰もが知る作品となっている。「熱中時代」では若き熱血感を前面に出し、「刑事貴族2」ではコミカルさを際立たせていた。そして「相棒」では落ち着いた役柄で人気を博している。時代ごとにキャラは変わっているが、彼のどこに人をひきつける魅力があるのか。それはあのなまりのある独特な口調を取り入れたセリフにある。どんなキャラを演じても、あの口調に温かみとユーモアが感じられるのだ。これは容赦なく犯人を追い詰める刑事役を演じる上で欠かせない重要な要素であり、深いヒューマンストーリーが繰り広げられる刑事ドラマにうってつけのキャラと言える。もちろん、水谷の独特な存在感があるからこそ、あの口調と演技が生きてくるのである。
*過去の出演作品
太陽にほえろ!、夜明けの刑事、熱中時代・刑事編、ザ・刑事、刑事貴族2、刑事貴族3、相棒など

藤田まことの「はぐれ刑事純情派」(1988年~)は17年間も続く長寿シリーズである。それまで「必殺シリーズ」(1973年~)など時代劇ものが多かった藤田だが、なぜ「はぐれ~」がヒットしたのか。これは藤田まことという役者の人間味が深いというところに人気の秘密が隠されている。「必殺シリーズ」での中村主水は普段は昼行灯(ひるあんどん)の同心だが、夜は人知れず始末する仕事人。密かな正義感を持つこの主水は社会現象が起こるほどの人気を得た。そんな藤田の演じる「はぐれ~」のやっさん(=安浦吉之助)は犯罪の裏にある人間の弱さを救っている。視聴者はやっさんの中に普段は見ることのできない主水の温かさを見ていたのかもしれない。もちろん、藤田の実力に裏打ちされた演技力があってこそ出来るキャラ。人間味があふれる藤田にしか務まらない刑事役、それがやっさんなのだ。
*過去の出演作品
はぐれ刑事純情派、京都殺人案内など
「あぶない刑事」(1986年~)でスタイリッシュに決めた柴田恭兵演じる大下勇次はとにかくセクシーだった。そして「はみだし刑事情熱系」(1996年~)では渋く熱血漢あふれる役柄で人気を博している。彼の刑事役で言えることは、ちょっとしたポーズでも全てがキマる格好よさだ。アクション、銃撃戦、そして人情を持って犯人を説得にあたる場面でも全てが洗練されているのである。おそらく柴田以外、こういうキャラをキメられる役者はいないであろう。この格好よさは刑事ドラマにおいて、大きな武器。年をとっても彼の格好よさ、セクシーさは変わらない。だからこそいくつになっても刑事役がハマるのである。
*過去の出演作品
大追跡、あぶない刑事、風の刑事・東京発!、はみだし刑事情熱系、刑事部屋~六本木おかしな捜査班~など

「太陽にほえろ!」のゴリさんといえば竜雷太であり、当時から今も変わらずトップスターの俳優である。だが、若い俳優が主演を演じることが多いこのドラマ界、近年ではバイプレーヤーとしてドラマに出演することが多い。しかし、「ケイゾク」(1999年)では捜査一課二係係長役を演じ、刑事ドラマの上司役として見事にハマった。おそらく今でも年配の視聴者の心には「竜雷太=ゴリさん」のイメージが息づいている。刑事役がこのうえなく似合い、違和感がないのはそのためであろう。映画「20世紀少年」(2008年)で演じた伝説の刑事‘チョーさん’役も当然のようにハマり役だった。大きな存在感のある名バイプレーヤーなのである。
*過去の出演作品
太陽にほえろ!、ケイゾク、時空警察など

刑事ドラマにおけるバイプレーヤーの条件のひとつに、主役を食ってはいけないというものがある。しかも出演人物の多い刑事ドラマでは絶対の条件。とはいえドラマや主演俳優を盛り上げるため、個性的でなくてはならない。「Gメン'75」(1975年~)「刑事貴族」(1990年~)「はぐれ刑事純情派」(1988年~)など彼が出た刑事ドラマは数知れず、同じドラマに何度もゲスト出演することがある。これは彼の個性的な芝居、卓抜した演技力あるからこそといえるだろう。さらに刑事ドラマにおいて犯人役として何度登場しても、視聴者にわからないようにキャラを演じなければならない。それができるのが平泉成なのである。







