- MSNテレビ番組
- 2008 冬・春ドラマで活躍した美女特集
- 冬・春ドラマイチオシ女優インタビュー
PR
冬・春ドラマのイチオシ女優に聞く!原田夏希さんの巻(5)
―― 「ハチクロ」という作品を通して勉強になった、成長できたな、というところは?
「わかば」は撮影期間も長いから家族が本当の家族みたいになっていたので、喜怒哀楽の感情をポンと持っていくことがどんどん楽になっていったんですよね。お母さんを見ているだけで泣いちゃうとか。でもこういう短いサイクルで、泣いたり怒ったりという感情に持っていくのって瞬発力がすごく必要だなって思いました。今回「ハチクロ」でそれがちゃんとできるようになったらちょっと成長するかな、と思って頑張りました。
―― 同世代の役者さんもそうですが、年配の役者さんを見ることで勉強になったものは?

本当にあります。泉谷しげるさんがお父さん役だったんですが、やっぱり、ちゃんと自分のスタイルやスタンス、自分のお芝居というものを持っていらして。お芝居って、何となく流されてやってもそれでもきっとスルッと成立しちゃうんです。でも、役柄をしっかり掴んで自分のスタイルで演じることが大事なんだとそばにいて勉強させてもらいました。でも、この世界で何十年とやってこられた方たちは、みなさんそうなんですよね。それに、本当に役者としてだけでなく、プライベートでもきちんと生きていらっしゃるんだなって感じます。自己管理でもなんでもそうで、それがお芝居に反映するんですよね。日常でやっていないことをお芝居でポンと出すことはできないし、逆にやっていることを芝居の中で失くすこともできないわけで。だから、わたしも原田夏希としてちゃんと生きていかないといけないなと思っています。
―― 役作りに関しては直感タイプですか? じっくりタイプですか?
NHK連続テレビ小説の「わかば」の時に、一番最初に役者さんから「お芝居をするって現場に行って火花を散らすようなものだ」って教えていただいたことがあって。現場に行って衣装を着て実際その場に立って相手と向き合ってみて、一瞬ピカッという火花がなければお芝居は成立しないよって。すごく感銘を受けました。お芝居って一人でするものじゃないんだなって。でもそのベースに、現場に入る前に台本を読んできちんとそこに描かれているものを創造して、その空気感とか匂いとか、細かいところまでイメージを作り上げて現場に行くということもすごく必要なときがあるんだなと最近感じていて。だけど、頭で考えすぎて現場で「やっぱりこうしましょうか」と言われた時に対応できなくなってしまうというのは違うし。「現場勝負だけだったら千本ノックみたいなもの。もしかしたら1回目でうまくいくこともあるかもしれないけど、999本目で出るかもしれない。そういう状況はなかなか与えられない」と言われたこともあって、勉強になりました。だから、今は両方のバランスがすごく大事だなと思っています。
―― 「わかば」の頃を振り返ってみてどうですか?
生まれて初めてのテレビドラマで、「時間が押している」「巻いている」といった言葉すら分からなくて一から教えてもらっていたし、演じる前の段階という部分もすごくありました。目の前のことをこなすことで本当に精一杯だったと思うんです。でも、お芝居って絶対的な正解なんてなくて、選択肢がたくさんあればあるほど良くて、そのうちのどれを選ぶかっていうところがその人の感性なんですよね。だからたとえば監督さんが「こっちじゃない?」って言ったときに「わたしはこう思うんですが・・・」って、いい意味で戦えることができればいいなっておもいます。自分がしっかりと考えて用意していないとそれは成立しないわけで。本当に少しずつですが、そうできるようになりつつあるかな、というのが「わかば」のときと一番変わったところかなあと思います。

