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冬・春ドラマのイチオシ女優に聞く!原田夏希さんの巻(2)
―― 片思いでも恋愛の素敵さを感じたんですね。

はい。作品を通して一つの恋愛を見せてもらった気がします。これ、ある雑誌で木村拓也さんが言っていたんですけど(笑)、「100冊の本を読むよりも一人の人に恋した方がいい」っていうのは、きっと本当にそうなんだって思いました。それから、一度お邪魔させていただいたラジオ番組で、「恋は営業力をもアップさせる」ってお話があったんですね。営業のお仕事と同じで、恋愛だって、自分の気持ちをどう伝えるか、どうしたら分かってもらえるか、自分に向いてもらえるためには、って考えますよね。だから仕事もできるようになりますよ、と。なるほどな、と思いました。それに、あゆみちゃんのようにあれだけ好きになれる人と出会えるっていうこともなかなかないんじゃないかと思うんです。
―― 恋心を演じるというのは難しかった?
とにかく毎週泣いていたんですよ。普段、恋愛で泣くっていうことってあまり経験がなくって。普通に生活をしていたら、恋愛で苦しいことや辛いことがあっても、仕事や別のことを考えなきゃいけないじゃないですか。あゆみちゃんももちろんそんな部分もあるけど、ベースとして恋愛のことを考えているという役だったので、そういうのもいいなと思ったり・・・。片思いを演じていて、「人の気持ちはどうにもならないんだな」ということを一番感じましたね。
―― 原田さんは、恋愛ではあまり泣かないタイプなんですね?
でもね、失恋なんていっぱいあるんですよ(笑)。わたし、あゆみちゃんじゃないけど、好きって思う人には必ず好きな人がいたり彼女がいたりするんです。そうするとそこで自分に振り向いてもらおうって頑張ったりするんじゃなくて、「世界のどこかにはまた似た人がいて、必ず(私の前に)現れるはず」って諦める方向に自分を持っていこうとするんです。だから、友達と同じ人を好きになっても、迷うってことは、譲れないほどその人のことを好きじゃないわけですよね。だから、これは黙って諦めておこう、というパターンがすごく多くて。叶わない恋って、たくさんありますよね。わたしの母に「人のものを取ったら、絶対に取られ返されるからそれはいけない」ってよく教えられましたし。
―― 原田さん自身はどういう性格だとご自身で分析していますか?
この数カ月でもすごく変わっているし、ときどきでも変わるんですけど・・・自己分析をすると、すごく楽観的な部分もあるんだけど極端に神経質なところもあるし、基本的にはナイーブではないけれど、意外なところでナイーブだったり。もっと以前は大雑把な性格で即断即決タイプだったんですけど、それがだんだんそういうことばっかりじゃなくなっていて。守りに入るようになった気もするし、大人になったという見方もありますし。極端な面を持っているということを自分でも感じるようになりましたね。でも、せっかく一度しかない人生だから、いつも楽しく、後悔はしたくないなと思っています。「おいしいものを食べた」とか「今日はゆっくり眠れた」とか、どんな小さなことでも幸せをいつも感じられたら。人生ってたぶんそういうことの連続で構成されていくと思うから、そうすれば楽しく生きていけるんじゃないかなって思っています。

