上期のドラマを振り返る! 2008 冬・春ドラマで活躍した美女特集

上期ドラマ美女総括

「主役を支える」女優たち

上野なつひ

 脇からポンと出てきてはかなりの確率で消えていく新人女優。中でも「あの子誰?」と目に止まった者だけが、確実に将来の連ドラを背負う女優へと進化していく。チョイ役から主役の友達役へ・・・その中からさらに厳選された者だけが主演へと抜擢される。本当に過酷な世界だ。上半期、新人で気になったのは「絶対彼氏」で、梨衣子(相武紗季)の天敵・美加を演じる上野なつひだ。梨衣子に女の嫉妬を思い切りぶつける様に、存在感を感じる。素の彼女は美加とは180度違い、明るく素直なおもしろキャラ。このギャップが今後の期待へとつながる。

連ドラの助演として健闘し続けているのが、「絶対彼氏」の酒井彩名と「7人の女弁護士」の滝沢沙織、「AROUND40」の大塚寧々、松下由樹だ。酒井はその完璧なビジュアルを武器に、学園ものや青春もので、必ずといってよいほど主人公の邪魔をする悪女を演じている。将来は秋本奈緒美の後を受け継ぐ‘悪女女優’になって欲しいものだ。

一方の滝沢は、主人公のよき理解者を演じることが実に多い。主人公の悩みを聞き、アドバイスして背中を押す。素の彼女も女友達が多く、共演女優に人気が高いと評判だ。大塚は、「Dr.コトー診療所」や「HERO」で見せた姉御的な役どころから、「アラフォー」で見せる愛らしくて気が強い役どころまで幅広く、独特の癒しボイスが魅力的。

元祖・ドロドロ劇の女王である松下は、数々の内舘牧子作品で「嫌な女」を過激に演じ、今の地位を確立。「アラフォー」では、「こんな主婦、絶対いるよな~」と思わせるほどのリアリティを見せている。脇にしっかりとした芝居ができる女優が揃ってこそ、主演の魅力が光り、その作品は成功をおさめる。彼女たちに続く新たな名バイプレイヤーの誕生も気にかかるところだ!