「アメトーーク!」解体新書

加地プロデューサーへインタビューを実施!
番組始めた経緯や制作秘話、番組への思いさらにはバラエティー業界の今後の展望まで・・・たっぷりとお話いただきました!!

プロデューサーを直撃!

‘これはイケる!’と感じるまでの長~い道のり

武内:加地さんは「アメトーーク!」を始める時、トークにこだわりがあったんですか?

加地:全然ないです。僕、この番組以前から担当してる「ロンドンハーツ」でロケディレクターや編集も自分でやってるんですよ。だから『余力もないし、トーク番組なら仕込みもラクだな。女優さんにも会えるし…』くらいの気持ちで(笑)。でもいざ始めたら、女優さんの生かし方が分からない! それで、早々に芸人さんのトークにシフトしたんです。

武内:現在の路線‘くくりトーク’のアイデアは、どうやって生まれたんですか?

加地:原点は「メガネ芸人」('04)なんですけど、『メガネをかけた人が並んでたら面白いな』と思ったのが最初でした。で、実際やってみたら芸人さんたちも面白がって大成功。その後、品川(品川庄司・品川祐)が「ひな壇芸人」という企画をやりたいって電話してきて…。その後もいろんな人たちが企画を出してくれるようになったんです。

武内:それで恒例の‘プレゼン大会’に発展した、と。

加地:最初はスタッフの企画審査風景を番組にしようと思ったんです。でも『どうせなら娯楽性のあるプレゼン・ショーにしよう』と。そこで各事務所に企画募集のファックスを送ったら、300近くの企画が集まったんです。そこから数を絞ってプレゼン大会をやったら、ほかの芸人さんや視聴者からもどんどん企画が寄せられるようになって…。

武内:企画の選定基準はあるんですか? 「ガンダム芸人」('06)では『スタッフが詳しくないんで、やりたがらなかった』なんて言われてましたけど(笑)。

加地:あれは本当にやりたくなかったんですよ(笑)。でも『逆にやってみようか』って。僕、‘逆に’っていうのがすごく好きなんですよ。その方が意外性や達成した時の満足感がありますから。

武内:なるほど。では、『この路線はイケる!』と確信したのは…。

加地:まず「メガネ芸人」を機に番組の色が出始めた時、『軌道に乗ったな』と。ただその後、勢いだけでいける30分枠から起承転結が必要な1時間枠に変わったため、会議でも珍しく迷走して…。でも、「ガンダム芸人」で1時間枠でのやり方がわかって、『これはイケる!』と。そこからテーマや手法が広がっていったんです。