職場で使える!お互いを活かす上下関係のススメ

相手を不快にさせず、自分の意見を通すビジネス術を富田隆先生に聞く!

2つのポイントをきっちりおさえよう(1)

人間の第一印象は、外見と話し方で決まる!

人間が相手から受ける第一印象の6~7割は、外見で決まるといわれています。服装やメイクといったルックス、そして表情。それこそ笑顔ひとつで印象はガラッと変わるのに、日本人は真面目さを気にするあまり、仏頂面になってしまう人が多い。これは返って自分の印象を悪くする可能性が高いです。また、声の出し方や話し方など、音声も重要なポイントとなります。夢中になって話せば話すほど早口になる人や、間をとらない人。これは相手に口を挟ませないわけですから、押し付けがましい、一方的な人だという印象を与えてしまいます。

さらに最近多いのが、相手が話している際に胸の前で腕組みをする人。心理学の世界ではバリアシグナルといいますが、これは相手を拒絶していることを表します。ですから、本人に決して悪気がなくても、相手は無意識のうちに‘頑固な人’‘拒絶的な人’というイメージを抱いてしまいます。もちろん、そのほとんどは誤解なのですが、大体は悪い方に判断してしまう。そうすると、その印象がインプットされてしまい、直すことはとても大変なのです。

ただ、日本にはこういった外見や声がもたらす第一印象を補ってくれる礼儀作法があります。それが名刺交換。初対面の人同士というのは、その間約1mの距離をとって挨拶をしますが、親しい人同士の距離間というのは1m以内。ですから、お互いに一歩踏み出して名刺を交換することで、その圏内に入るというわけです。つまり、名刺交換は「よろしくお願いします、これからは知ってる人同士ですよ」と親しい関係になったことを確認する儀式なのです。