テレビの魅力を再発見!
TVコラム

ダンカンの真空管TV

2008年12月8日更新

Vol.99
青天の霹靂(へきれき)より毎日、本日は晴天なりでいきたいものです

 これも有名税といってしまえば、それまでなのだろうけど、本人にとってみれば、まさに『青天の霹靂(へきれき)』間違いなく被害者なのです。

 憶えてます? 熊田曜子ちゃん、2年少々前に自称「日本一の熊田曜子のソックリ」という長野の女が、ブログで自らのナイスボディーや美貌を誇示するだけでは満足出来ず、注目されたいがために約20件の放火、そしてその火災の写真を公開していたという事件、実際、熊田曜子ちゃん自身には一切非はないのだから、迷惑以外のなにものでもないのだ。

 まあ、これはあきらかに不快なとばっちりなのだけど、次のケースは本人どう思ったのだろう? 数年前、ある犯罪者が逮捕され、そのきっかけとなったのが目撃者の発言だったのだ。その目撃者は何と「そのまんま東さん(現宮崎県知事)に似てる男でした」と述べたのだった。そして、それが有力情報となり御用となったのだが、あの時、東くんは「犯人逮捕に一役買うとね」と胸を張ったのだろうか?はたまた「犯人とソックリって気分悪いなあ・・・この顔どげんとせんといかん!!」と激昴したのだろうか? ウ~ン、残念尋ね忘れてしまったのだ。

ダンカンの真空管TV

 しかし、そんな中で『芸能界青天の霹靂大賞』というのがあったら、俺もかなり上位にランクされる自信があるのだ。

 ちょっと前のことになるが、その日、自宅には俺の女房だけがいたのだ。すると、突然激しく玄関のチャイムが連打されたのだ。おそるおそる玄関の扉を開けた女房の前に現れたのは、バリバリのパンチパーマにサングラス、白のスーツでビシッと決めた30歳くらいの、360度どこから見てもヤク○の方が、もうひとり若い者を連れて立っていたそうなのだ。真っ青で立ちつくす女房のことなど一切無視するように、2人は土足で部屋に入ってくると「オイ! ダンカン隠れとるんかワレ!? 俺の女にえらいことしてくれたなア! 落とし前つけたるわ」と押し入れまでひっかきまわして帰っていったのだった。

 帰宅した俺はその話を聞いて身に憶えがないもののブルブルと押し入れにひきこもる始末。そして、翌日、俺のいる時にやってきましたヤク○さん、小便ちびりそうになりながら顔を出した俺に「ダンカン出せ!!」「ぼ、ぼくですけど」「えっ、あなた・・・ダンカン・・・さん、スマン俺間違えたわ!! クソーあいつあなたの名を語ってたんや、俺テレビ観んし・・・許したってや!!」とその場でガバッと土下座をしたのだった・・・。あ~怖かった・・・。

ダンカン

ダンカン
1959(昭和34)年、埼玉県生まれ。落語家を志し、立川流に入門するも、その後TVの世界へ。ビートたけしの下で、たけし軍団の一員として活躍する。タレントとしての活躍に加えて、’98年には映画「生きない」で脚本・主演。’05年「七人の弔」では監督にも挑戦し、高い評価を得る。ほか、執筆や構成作家としても活躍中。大の阪神タイガースファンとしても知られている。
公式HP http://www008.upp.so-net.ne.jp/dankan/