- Vol.120
- 1万2千円の鉛筆、フェラーリ、200%あ~もう勝手にしてくれ!! 男の話
この不景気の時代に、鉛筆1本で年収1億円の男がいるのだ。えっ、『トンボ』とか『UNI』の鉛筆会社の社長さん? 違う! 全然違う!! 正確には、鉛筆ではなく今の時代はパソコンを打つ指1本と述べた方がいいのだろうけど、その男こそ売れっ子放送作家の安達元一氏なのです。
この安達氏、『踊る!さんま御殿!!』(日本テレビ系)やら『奇跡体験! アンビリーバボー』(フジテレビ系)などヒット番組を次々手がけ、1週間の担当番組視聴率の合計が200%を越えたことから業界では『視聴率200%男』の異名をもっているのだ。
いや、この男のキザなこと、ある時一見変わった鉛筆をもっていたので「あれ、それ何?」と尋ねれば「あ、これですか、エルメスの鉛筆ですよ。1本1万2000円です」とあっさりのたまうかと思えば「ウ~ン、原稿煮詰まっちゃったな、よし、気分を変えるかな・・・フェラーリとばして、軽井沢の自分の別荘ででも執筆するか・・・」とポツリ。ねえ、イヤなやつでしょ~。と、いうのは俺のねたみ、そねみで、確かに持ってるモノも言ってることも真実だけど、実は、人当たりのやわらかい、それでいて、知識力の高い(東大を受験したが一次合格するも入学には至らず早稲田に入ったそうだ)さらに、ちょっと女の子にもてそうなクソー嫌な奴なのだ(ウ~ム、どうしてもやっかんじゃうなあ・・・)。
そんな、普段おだやかな彼が突然、攻撃的になるキーワードを俺は知っているのです。
それは、同じ放送作家で、最近ではアカデミー賞外国映画賞に見事輝いた『おくりびと』の脚本を書いた『小山薫堂』氏なのだ。

2人の間には何があったのかは知らないけどひとたびその名が出ると、「あいつはね、料理の鉄人で国際エミー賞(アメリカで開催されている世界のテレビ番組のオリンピックの様なモノです)を獲ってるんですよ。負けられませんよ!!」と激昂し、ホントに『たけしのコマ大数学科』(フジテレビ系)でエミー賞となりニューヨークまで行っちゃうんだからこれまた、ゴージャスな話じゃないですか・・・。
その彼が今回、初の小説にいどみ書き下ろしたのが『LOVE GAME』。これは、釈由美子さん主演でドラマ化も決定(日本テレビ系 毎週土曜夜11時58分放送)というあいかわらずのノリノリぶり、物語も実に面白いし、まさか深夜のドラマで20%越えなんてあるんじゃないだろうね・・・。

ダンカン

- 1959(昭和34)年、埼玉県生まれ。落語家を志し、立川流に入門するも、その後TVの世界へ。ビートたけしの下で、たけし軍団の一員として活躍する。タレントとしての活躍に加えて、’98年には映画「生きない」で脚本・主演。’05年「七人の弔」では監督にも挑戦し、高い評価を得る。ほか、執筆や構成作家としても活躍中。大の阪神タイガースファンとしても知られている。
公式HP http://www008.upp.so-net.ne.jp/dankan/


