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TVコラム

ダンカンの真空管TV

2009年4月13日更新

Vol.117
四半世紀服を着ない男が裸の大将と呼ばれる日は、来るのか!?

 世の中には『裸一貫で名を成す』という言葉があるじゃないですか。まあ、本来の意味は「無一文から」とか「まったくの無名から」大きな事を為し遂げたということなのでしょうが、文字通りの裸一貫となるとモンゴルの異国から日本にやって来て、横綱になった朝青龍とかになるんでしょうか・・・。

 でも、朝青龍なんかより、ず~っとず~っと前から・・・しかも、朝青龍はまわしを常に付けているのに、この人は時にはすっぽんぽん産まれたままの姿(勿論放送などではモザイクが入りますが)で仕事をしているのに、世の中の評価は、横綱どころか、前頭・・・いや、序の口レベルというのが悲しいなあ・・・。

 この人というのは、知る人ぞ知る『芸能界の珍獣』『日本で唯一人の裸族』『裸の二等兵(裸の大将のグーンと位の低い人)』『ツルツルハレンチ男』などなど好き勝手言われ放題の井出らっきょに他ならないのだ。

ダンカンの真空管TV

 その昔、冗談のような本当の話で、らっきょが、生放送だろうが何だろうが分別わきまえず全裸になってしまうので、視聴者からクレームが殺到した時、我がプロダクションオフィス北野の幹部の方々が会議で「この際らっきょに関しては、オフィス北野の子会社の動物プロダクションをつくり、そこに所属させるというのはいかがでしょう?」「動物プロダクションに?」「ええ、ホラ、動物ならテレビで犬や豚やらが○ンコをブラブラと出していてもクレームはつかないじゃないですか?」「ウムム・・・確かにメスの牛のオッパイにモザイクはかかっていませんねえ・・・」という話しまであったくらいなのだ。

 そのらっきょ、息子が小学生の時に、あまりにも勉強しないので叱り付けたところ「うるせえな! たかが、らっきょのくせに!!」と言われ、何も言い返せなかったという哀愁物語は有名だが、実は、そのたかがらっきょが、熊本で野球教室を開いていて、ついに、その卒業生が今年から福岡ソフトバンクホークスと契約するという快挙を成し遂げたのです。

『たかがらっきょ、されどらっきょ』つまりは、人を見た目で判断しないで頂きたい!!と強く叫びたいところですが、やっぱりツルツル頭に股間に天狗の面じゃ俺も表立って強く発言しにくいしなあ・・・。

 ・・・でも、せめて『裸の少将』くらいにはランクアップしてあげて下さい・・・ね!!

ダンカン

ダンカン
1959(昭和34)年、埼玉県生まれ。落語家を志し、立川流に入門するも、その後TVの世界へ。ビートたけしの下で、たけし軍団の一員として活躍する。タレントとしての活躍に加えて、’98年には映画「生きない」で脚本・主演。’05年「七人の弔」では監督にも挑戦し、高い評価を得る。ほか、執筆や構成作家としても活躍中。大の阪神タイガースファンとしても知られている。
公式HP http://www008.upp.so-net.ne.jp/dankan/